よくある質問
Q.
完治までどれくらいかかりますか?
A.
乳児血管腫は3〜4回、単純性血管腫は5回前後、異所性蒙古斑は3〜4回、太田母斑は4回前後の治療回数が必要です。3〜6か月ごとに治療を行うことが多いので、一連の治療は1〜2年ほどかかることがあります。元々のあざの色の濃淡や皮膚の色調、日焼けの有無、治療開始年齢などにより前後します。完治といっても周囲の皮膚に比べて、微妙に色が残ったり、凹凸などが残ることもあります。また単純性血管腫(毛細血管奇形)は再発するあざです。
Q.
治療に痛みは伴いますか?
A.
輪ゴムで弾かれるような痛みがあります。当院では痛みを減らすために麻酔のクリームやテープを使って、ご負担の少ない治療を行っております。
Q.
レーザー以外に治療方法はありますか?
A.
乳児血管腫(いちご状血管腫)には内服療法(プロプラノロール)や圧迫療法などがあります。プロプラノロールは有効な治療ですが、食事の後に内服させる必要があり、吐き戻しのリスクがあります。圧迫療法は経過観察に比べて有効であるものの、その効果は限定的です。外科的切除も可能ですが必ず傷あとが残るので、救命や機能温存のためを除いて、ごく小さなあざの場合以外は現実的ではありません。治療とは異なりますが、医療用化粧品などであざを目立たなくすることも可能です。
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Q.
あざは自然と治ることはありますか?
A.
乳児血管腫(いちご状血管腫)、異所性蒙古斑は徐々に消退することが期待できますが、傷あとや色が残ることもあります。「自然に消える」と言われても、ご心配であれば小児のあざ治療を専門的に行っている医療機関への受診をお勧めいたします。
Q.
治療の時間はどれくらいですか?
A.
あざの大きさにもよりますが、レーザーを照射している時間は数分から長くても10数分です。当院では赤あざ、青あざともに照射面積の大きなレーザーを取り揃えておりますので、患者様のご負担を可能な限り少なくしたレーザー治療が可能です。